データセンターTokyo Inzai, Japan, 11 Jun 2019
Coltデータセンターサービス、印西3データセンターを開設し日本市場での運営を拡大
2019年5月27日、ロンドン(英国)-世界的なデータセンター事業者であるColtデータセンターサービス(Colt DCS, Coltテクノロジーサービス株式会社)は、日本で最新のデータセンターとなる印西3を開設することを本日発表いたしました。このデータセンターは、2020年の第4四半期に完成する予定で、国内でも最大規模のデータセンターとなります。
印西3データセンターは印西キャンパス内に建設される最後のデータセンターとなり、キャンパスの敷地全体(30,798m²)がフル活用されます。印西3は、8000m²の サーバースペースを有するIT電力27MWのハイパースケール施設となります。最新の設計が施されたデータホールは1000m²の広さがあり、スペースを最大限に利用し、より効率的な集積のために大きなデータホールが必要であったお客様へのご要望に対応できるようになりました。印西3データセンターは、1m²につき3.375kWが供給されるように建設されます。
この施設は、ハイパースケールなクラウドサービスプロバイダーの急増により高まってきた市場の需要に応えるように設計されました。現在建設中の施設の中でも、印西3はアジア太平洋地域で最大規模の施設となります。データセンターは4階建てとなり、8つのデータホール(各1000m²)、ストレージ専用フロア、電力、空調設備が完備され、中2階のフロアにはオフィスと作業スペースが併設される予定です。
「印西3データセンターによるキャンパスの拡大は、この地域のクラウドをベースとしたサービスに対する需要の高まりに応えるものです。お客様ビジネス成功の為、さらに多くのデータセンター容量を市場およびネットワークに展開します。私たちは、世界的なクラウドサービスプロバイダーが必要としているハイパースケールデータセンターの設計と建設において多大な実績を収め、市場でも最も確固なサービスを提供できる会社として信頼を得てきました。施設の立地と、ネットワークの接続、ダークファイバーの活用によりクラウドサービスプロバイダーに印西キャンパスが選ばれ、成功を収めてきました。」
印西3データセンターの特徴
・IT電力27MWのキャリアニュートラルのデータセンター施設
・8000m²のサーバースペース
・東京から32kmの立地
・1m²につき3.375kWの供給量
印西3はキャンパス内にある3つの施設の中でも最大規模のデータセンターになります。2011年の1月に完成した印西1は、4000m²のスペースを有する8.4MWの電力量を供給する施設であり、12か月前に完成したばかりの印西2は15MWの電力量を誇ります。
印西3は、最新の建設技術を取り入れて優れた耐震/免震性を実現し、この地域で起こり得るあらゆる地震活動に対する万全な備えが整っています。この強固な建物は、1m²につき125トンを支えるバネを用いた免震装置基礎の上に建ち、どのような規模の地震からも建物を分離させることで、地震の衝撃を大幅に減少させて、建物とお客様のハードウェア、現場のスタッフを護ることができます。
「印西2データセンターが完成からわずか9か月でスペースを完売した経験からすれば、印西3が完成する前にスペースを獲得しようとする問い合わせが殺到すると確信しています。」
Colt DCSは、外部の専門家に頼るだけではなく、自社で高い技術を持った他言語に対応可能なスタッフを起用し、施設の管理とお客様への対応を行っています。